【地図API】個人開発で嬉しい!無料で使える地図APIまとめ
こんにちは!ないぱかです。
今回は、無料で使える地図APIについて調べた結果のまとめです。 現在作成しているiOSアプリで地図APIの周辺検索機能を使おうと思い色々と調べてみました! 地図API使って何か作りたーい!と思っている方の参考になれば幸いです。
無料で使える地図API一覧
無料で使える地図APIには以下のものがあります。 他にも無料で使えるAPIがあると思います。情報あれば教えていただけると嬉しいです。
- Google Maps Platform (Google社)
- YOLP(Yahoo社)
- Places API(Forsquare社)
- Bing Maps API(Microsoft社)
- MapFan API(IncrementP社)
(順不同)
Google Maps Platform
- 使える機能
機能としては大きく分けて3つあります。
1つ目がマップ機能です。マップを画面に表示したり、ストリートビューを使用したりすることができます。 2つ目がルート検索機能です。目的地までのルート案内や距離や移動時間を取得することができます。 3つ目がプレイス機能です。ある場所の詳細情報(住所、電話番号、写真など)を取得したり、周辺の施設を検索することができます。
さすがGoogleさん。細かい機能が盛りだくさんです。
- 無料リクエスト回数の上限
Google Maps Platformでは各リクエスト1回ごとに料金がかかります。ただし1 か月 $200 分まで無料なので、その範囲のリクエスト回数であれば無料で使用することができます。 もし$200を超えてしまった場合は、当然ですが超えた分だけ料金がかかってきます。
具体的な回数は使用するリクエストIDによって変わってくるので、詳細は料金表 | Google Maps Platform | Google Cloudで確認しましょう!
- 商用利用
基本的には商用利用可です。ただし、誰でもアクセスできることが条件としてあります。したがって有料アプリケーションやイントラネットでのみ使えるアプリケーションに対して商用利用目的でこのAPIを使用することはできません。
YOLP
- 使える機能
YOLPではプラットフォームやデバイスに対応した地図を表示するだけでなく、様々な機能も提供しています。 具体的には、気象情報API、郵便番号検索API、クチコミ検索API、場所情報API、住所ディレクトリAPI、経路地図API、施設内検索API、コンテンツジオコーダAPI、ルート沿い検索API、2点間距離API 、測地系変換API、標高API、カセットサーチAPIがあります。
- 無料リクエスト回数の上限
1つのAPIごとに回数が計算され、合計で1日50000回まで使用できます。50000回を超えるとWeb APIから403エラーが返されます。
- 商用利用
商用利用についての詳しい記載がなかったため、問い合わせてみました。
結果としては、「無料で配布かつアプリ内課金も行わないものであれば、アプリ内で広告表示がある場合でも商用利用可能」とのことでした。
マネタイズを考えている開発者にとってはありがたいですね!
Places API
- 使える機能
場所検索を取得したり、施設の詳しい情報を取得することができます。他にも使えそうな機能がたくさんありますね→Endpoints - Foursquare Developer
- 無料リクエスト回数の上限
venues/ から始まるAPIは、1アプリケーションにつき1時間あたり合計5000回までです。その他のAPIは1時間あたり合計500回までです。
- 商用利用
商用利用についての詳しい記載が見つからなかったため、問い合わせてみたところ、「いずれのマネタイズに関しても商用利用になるため有償でのご利用をお願いしてる」とのことでした。
つまり、無料でアプリを公開していても広告等でマネタイズしちゃダメだよ、マネタイズしたいなら有料アカウントを登録してね、ということでした。
Bing Maps API
- 使える機能
ジオコーディング (地理的位置を、緯度/軽度の座標に変換)、リバース ジオコーディング (緯度/軽度の座標を住所に変換)、ルート検索、地図画像、標高データ、交通情報、行政区境データ、世界地図画像を取得する機能があります。
- 無料リクエスト回数の上限
課金対象となるトランザクションが年間 125,000 回未満までであれば無料で使用することができます。月10000回ほどですね。
- 商用利用
有償で提供されるアプリケーションやサービスで 使用する場合は、商用/再販用の有償ライセンスが必要になります。つまり無料ライセンスでは商用利用ができません。
MapFan API
- 使える機能
地図表示機能、ルート検索、住所検索やスポット検索等、必要十分な機能が揃っています。中でも「指定エリア回避ルート検索」というエリアを指定し、そのエリアを回避するルートを検索できる機能は他にはない機能で使ってみたいですね。
- 無料リクエスト回数の上限
5,000PV/月までが無料で使える範囲です。当該月間上限PVを超過する場合、標準プラン(有料プラン)の利用へ移行しないと本サービスの提供を中止させられる可能性があります。
(2019/07/17追記)MapFan APIは個人では使用できませんでした。
- 商用利用
月間5,000PV未満までであれば商用サイトはもちろん、非公開サイトでも無料でご利用することができます!
おすすめ
個人開発で使用するとしたら、おすすめはYOLPです!
無料枠の中でも一番リクエスト制限回数の上限が大きいですし、無料AppかつApp内課金しなければアプリ内で広告出してマネタイズすることも可能なので、個人開発者にはとっても優しいAPIだと思います!
また、Yahoo社によるAPIなので、サポートセンターへの連絡が日本語でできるのも個人的には嬉しいです。
MapKitはiOS13で色々と機能が追加されるようなので、iOSアプリを開発している人はMapKitを使ってみるのもいいですね!
自分は現在YOLPを使用していますが、iOS13が正式リリースされたらMapKitに移行する予定です!
他に良さげな地図APIがあったらぜひコメントください!以上です!